2013年12月14日

AGU Fall Meeting 2013

Dr. Sybil Seitzinger mentioned a statement of Albert Einstein at the Union Agency Lecture.

"We cannot solve our problems with the same thinking we used when we created them."

That's famous and really true.

2013年8月13日

Alumni Meeting on Ibo River Basin Research Project

先週 8月11日(日)に神戸・三ノ宮で宮本研の揖保川同窓会が開かれました.2006年から続けていた揖保川での水温研究が一区切りし,それをネタに集まってみんなでワイワイと旧交をあたためました!

社会人になって数年がすぎ,責任ある事業を任されはじめた人から,新人研修をおえてこれから仕事に慣れていこうとする人まで,いろいろです.また,プライベートでは結婚して子供も産まれる予定の人から,マイペースで趣味を楽しむ人まで,これもいろいろでしたね.ビールを片手に皆さんの近況をきくことが出来て,たいへん楽しい時間が過ごせました!


菅原・浦野の両君に幹事をお願いし,参加は橋本・河内・中山・盛岡・前羽・森本・木村・宮本の総勢10名です.そのほか,揖保川の水温研究に関わったのは向・大原・萩迫の3名ですね.さらに,学生がいないときは,妻と二人の子供が家族総出で泊まりがけの観測をしました.

2004年11月に下見に出かけたのをスタートとするとおおよそ10年です.成果主義でいろいろと世知辛い世の中ですが,本当はじっくりとやっていける環境が我が国の将来を考えると必要に思います.【急がず休まず】ですね.揖保川研究に携わったみなさんも,ぜひとも弛まずコツコツとやっていってほしいと希望しています.

揖保川での水温研究は宮本のほうで内容をまとめて,しっかりとJournalにしていきます!


2013年6月4日

KesenNuma

先週の金〜土曜日,一ノ関で土木学会水工学委員会環境水理部会の研究集会がありました.

1日目が研究発表会,2日目が被災地の見学会です.

写真は,見学会で立ち寄った気仙沼でのワンショットです.地元の方々からいろいろとお話をお聞きしました.

震災からの復興は,まだまだ時間がかかりそうです.それでも,地元のみなさんが納得し,合意のもとで街や地域の再生がなされれば良いと考えました.

このたびは,首都大学東京の横山勝英先生に大変お世話になりました.ありがとうございました.

2013年3月26日

farewell and welcome

ずいぶんと暖かくなり,梅花にかわって桜がちらほらとする季節になりました.

わたしたちの市民工学専攻では昨日,新4年生が研究室配属するための説明会がおこなわれ,夜には研究室の追い出しコンパがありました.出会いと別れの季節ですね.

新しい4年生は20以上もある研究室から説明を聞いていろいろと情報が集まったと思います.もしかすると情報過多?におちいってる人がいるかもしれません.そんな人には,【案ずるより産むが易し】の言葉を送りたいと思います.

学問的にすこしでも興味をもった研究室を選択するのが結果としてベストやと思いますね.わたしの研究室では流域環境管理(river basin environmental management)や河道設計(channel design)といったことになります.

修了・卒業される研究室のみなさんは大変晴れがましい気持ちでいっぱいだと思います.【一期一会】.わたしもみなさんと一緒に研究できて大変面白かったです.今後の活躍を大いに期待しています.

2013年3月9日

Tenryu River Basin

先日、天竜川を見てまわりました。名古屋大の戸田先生のセッティングで、山口大の赤松先生、京都大の竹林先生とご一緒です。

天竜川は、源流を八ヶ岳連峰の赤岳(標高2,899m)にもち、中央構造線が縦断する山間部を流れ、遠州灘に流入する日本の一級河川です。流域面積が5,090km2、幹川流路延長が213km、流域の市町村人口が約124万人、年平均降水量が約2,000mmで、上流部には諏訪湖があります。

写真は、河口から約25kmの鹿島基準地点から上流をのぞんだワンショットです。ここより上流が山付の河川で、下流が扇状地河川となっています。

天竜川もご多分にもれず過剰な樹林化が進行していましたが、ここ数年で伐採と掘削をおこなって河道整備されたそうです。今回見たかぎりでは再繁茂はあまり進んでいないような印象ですので、整備効果は継続しているようです。ダム再編プロジェクトの予定もあり、河川環境へのインパクト評価が重要になりますね。

いつも観測にでかける加古川の流域面積が1,730km2で、揖保川が810km2ですので、比較すると天竜川はかなり大きい河川です。いつもながら河川流域の見て歩きは大変面白く、ためになります。現場に立つことの重要性をまた再認識しました!

2013年3月2日

Master & Bachelor Theses

2012年度もおわりに近づき、2月末には大学院博士前期課程の修了判定と学部4年生の卒業判定が行われました。

今年度わたしの研究室からは、修士学位が2人、学部卒業が2人です。みなさん、それぞれによく頑張ったと思います。修士論文・卒業研究を提出して、4月からは新しい歩みをはじめることになりました。

修士論文や卒業研究は、わかっている知識を習得する【講義】とちがって、わからない真実を見いだしたり、新しい技術を開発したりする【研究】行為です。ですので、トータルが3〜40点でも、真実が垣間みえたりすると立派に評価されます。また、個人の知的な実力がたいへん大きく成果に反映されます。

さて、今年巣立っていく学生諸君は、みずからの【研究】をどのように評価したのでしょうか? 彼らの今後の活躍を大いに期待したいと思います。

2013年2月26日

Colleagues

昨年あたりから同年代の研究者仲間との交流が盛んになってきました。論文や学会発表でよく存じ上げているみなさんです。

実際に時間をかけてジックリ議論すると、みなさん本当にいろんな角度から河川流域の問題を考えていることがわかります。これは大変面白いことですね。

特に、学会あとの飲み会でお酒が入ると社交性がまし、いろんなお話が聞けてとても魅力的です。昼の学会もタマにはビール片手にやったら実効性があがるぞ! と思ったりします。

次週は名城大水工学講演会です。楽しんできます!

2013年2月6日

Stream Temperature Research Project in Ibo River Basin


2004年の秋から準備にとりかかり、2006年のゴールデンウィークから観測をはじめた【揖保川流域の河川水温研究】が、どうやらクライマックスを迎えています。

本格始動から7年、ことしの修士論文のテーマで河川水温の流域ネットワークモデルが完成をみました! これまで、それぞれの段階でわたしと恊働して成果を積み重ねてくれた宮本研の揖保川研究Gのみなさん、よろこんでください!! 

やっと実りのおおい収穫期になりました。この成果は、わたしの方できちっとまとめて、必ずJournalに公表しますね。


この春からは水温ネットワークモデルを使って本当にいろいろと河川流域の環境研究が展開できそうで今から楽しみです!!!