2009年2月16日

Master Thesis Presentation

今日は一日、神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻の修士論文の公聴会でした。私の関係する修士論文はふたつあります。揖保川流域の河川水温の研究課題と、加古川河道内樹林の研究課題です。それぞれの研究課題を担当する学生さん、ふたりとも立派に発表していたと感じました。

流域河川水温の発表では、将来の河川水温に対する気象変動への影響評価のところに質問が集中しました。割合うまく答えられていたのではないかと思います。渇水や洪水などの極値に対する検討や風の影響についての質問は、研究全般のフレームワークの理解がもう少し高ければ、うまく受け答えできたのではないでしょうか。

河道内樹林の発表では、樹木倒伏の確率評価のところに興味が惹かれました。ただ、いろいろとあって、今年度は予定していた河川流速の現地観測ができませんでした。その点、担当した学生さんも残念だったのではないでしょうか。私も、彼の研究に対応して、自身に与えられた課題を進めていきたいと思っています。

一日あけて水曜日は審査会です。時間は限られますが、どんな議論ができるか非常に楽しみです。ふたりの努力に敬意を払うべく、精魂こめて全力で審査したいと考えます。