2009年2月21日

Presentation Practice for University Graduation Thesis

昨日の午前中、研究グループの学部4年生を対象に、卒業研究の発表練習を行いました。予定の時間をはるかにこえて、2人で3時間程度の練習でした。ふたりとも研究の内容は、努力の甲斐あって4年生に期待されるレベルに到達していたと感じています。

一般に私たちのまわりでは、卒業研究は学会講演会の口頭発表レベル、修士論文は査読付論文1本、博士論文は査読付論文3本のレベル、といわれています。そういう意味で、卒業研究は、卒業のための必修単位であるのですが、同時に、(学士の)学位請求論文でもあると思います。

初めてですので、ふたりともプレゼンテーションのテクニック、卒業論文における論理的な文章構成や考察力などは、修士の学生さんに比べるとまだまだです。しかし、これらの点は今後、大学院の勉学においてコツコツと毎日努力を続ければ、自ずと実力がついてきます。一朝一夕ではなく、時間をかけることによって、いつの間にか思いもかけず付いてくる類の能力だと思います。時間をかけるためには、自身の研究課題や学生生活を自ら楽しむことがとても大切になってきますね。

月曜日は卒業試験の本番です。修士論文審査会のときもそうでしたが、ふたりのこれまでの努力に敬意を表し、立派に成果発表することを期待しつつ、わたしも精魂こめて全力で試験を行いたいと思います。