昨日の午後、市民工学科のfreshpersons 24人と一緒に、JR新神戸駅の北にある布引水源地の水道施設を訪れました。市民工学概論という講義の一コマです。
写真は、布引五本松堰堤(通称、布引ダム)のワンショットです。この布引ダムを含め、一連の水道施設が国の重要文化財の指定を受けているとのことです。
このたびは大学の講義の一環ということで、特別に堰堤の上に入れてもらえました。中央にある取水塔の脇にプレートがありました。1900年1月という日付とともに、建設に関わった3人のお名前が刻まれています。 ダムの水や下流の布引の滝の水はとても透明で、良質の水道水源であることが実感できます。現在、神戸の水道水源として、その約2%を供給しているとのことです。
この日は天気もよく、都会近くの自然を楽しむカップルや日帰りハイカーもたくさんいました。 近くにお住まいのみなさんも、天気の良い休日に、友人やご家族と一緒に布引に遊びに行かれては如何でしょうか? 100年の時をへて自然と調和する布引ダム。その姿をとおして、人々の暮らしを支えるために水道水源を確保した、先人の努力と知恵に触れることができると思います。