2009年7月23日

Visualization Symposium 2009

三連休あとの火曜日と水曜日、東京の工学院大学でおこなわれた可視化情報シンポジウム2009に参加してきました。このたびは、【ウェーブレットと知的可視化の応用】というセッションで発表/司会/コーディネートをしました。

発表題目は、【流域の流水水温と気象・水文量の相関性に関する多重解像度解析】です。現在、継続してモニタリングしている揖保川の河川水温を解析したものです。ウェーブレット解析はデータ分析手法のひとつで、スペクトル解析や主成分分析などと同様なカテゴリー(Karhunen-Loeve expansion)に属します。

この学会のおおきな魅力のひとつは、【可視化】というキーワードを軸にしていろいろな分野の人びとが集まって議論が展開されることです。非常に学際的な雰囲気で、楽しめます。

このたびは20周年のイベントがあって、NHKのプロフェッショナルでご存知の脳科学者、茂木健一郎さんが特別講演をされていました。

皆さんもご経験があると思いますが、見えないものを可視化して一つの図や写真、あるいは映像にまとめると、ハッと気付かされることがあります。わたしのテーマである流域環境の研究課題も、その成果を一枚の図面でシンプルに纏められるように、鋭意努力したいと考えます。