昨日の午後、神戸市灘区の区民ホールにて、土木学会主催の都賀川水難事故に関する市民対象シンポジウムが開かれました。昨年7月28日におきた水難事故に関する学会調査団の報告です。私もこの調査団の一員として調査活動に参加しました。
このシンポジウムは、市民のみなさんに調査内容をできる限りわかりやすくご報告し、さらに、同じような水難事故が二度とおこらないように、わたしたちみんなの意識をたかめて再発防止を図ることが意図されています。
シンポジウムは、事故要因の分析、参加・体験型のデモンストレーション、親水利用への提言の3部構成でした。200名もの市民のみなさんに、調査・分析結果や提言をお聞きいただき、さらに、都賀川模型や啓発CD-ROMなどを使って実際にデモや体験をして頂きました。
これから日本列島は梅雨が始まります。近畿地方では、昨年は5月28日ごろに、平年は6月6日ごろに梅雨入りのようです。 大雨になれば川は予想以上に一気に水かさが増えます。そうなる前に川を離れて、このたびのような水難事故が二度と起こらないように、社会全体で命を守っていきたいと考えます。