気象庁の発表によると近畿では先週の日曜、6月13日頃に梅雨入りしたとのことです。平年は6月 6日頃とのことですので、約7日遅い入梅です。これからの季節、湿度の高い日々が続きますね。
この長雨は、飲料水や生活用水、水田などの農業用水、工業用水など、わたしたちが生きていくため欠かせない大切な水資源を日本列島にもたらします。ですので全く雨が降らず空梅雨になると、夏の水不足を心配することになります。
しかしながら、雨が一気にドカッと降ってきても大変困ることになります。豪雨水害です。神戸では、一昨年に都賀川でゲリラ豪雨による水難事故がありました。また古くには、1938年7月3~5日にかけての豪雨で阪神大水害がおこっています。余談になりますが、この阪神大水害は谷崎潤一郎の長編小説「細雪」でも詳細に描写されていることで有名ですね。
雨が降り続くこの梅雨の季節、このような豪雨による水害・水難事故には、十分に気をつけなければなりません。危ないと感じたら適確に避難行動ができるように、日頃からの訓練や心構えが重要になります。
近畿では、平年7月19日頃に梅雨明けだそうです。 いまから夏が待ち遠しいですね。