今週の月曜日、お誘いいただいて名古屋大学の環境学研究科で一コマ、講義をしてきました。タイトルは【流域からみた河川環境】です。
講義対象には学部の学生さんも含まれていたので、できるだけ平易な内容を心がけたつもりです。流域環境に関する研究課題の面白さが少しでも伝わっていれば嬉しく思います。さてさて、どうだったのでしょうか?
午後は、名古屋大学の水理研セミナーでお話しをさせていただきました。内容は、【河道内樹木の動態評価モデル】です。戸田先生、田代先生、尾花さんをはじめ、名大のみなさんといろいろと議論ができて、ほんとうに楽しい時間が過ごせました。
学会発表や研究会とちがって、このようなスタイルの情報交換も面白いということを実感しました。
2011年10月25日
2011年9月2日
September, 2011
いつの間にか8月も終わり、9月に突入してしまいました。
今年度、わたしは専攻の入試事務を担当しています。2006年度に続き、今回が2回目の担当です。
8月22~26日は入試事務のメインイベントでした。博士前期課程入試(昔の修士課程のこと)、学部の編入学試験、博士後期課程入試(昔の博士課程)がつづいて実施されました。
今年の博士後期課程入試には、わたしの研究室を志望する社会人学生の方も受験していました。良い結果がでて、是非とも来年度から一緒に研究をスタートさせたいものです!
今月のテーマは、【リハビリ】にしたいと思います。ペースをつかみます。
今年度、わたしは専攻の入試事務を担当しています。2006年度に続き、今回が2回目の担当です。
8月22~26日は入試事務のメインイベントでした。博士前期課程入試(昔の修士課程のこと)、学部の編入学試験、博士後期課程入試(昔の博士課程)がつづいて実施されました。
今年の博士後期課程入試には、わたしの研究室を志望する社会人学生の方も受験していました。良い結果がでて、是非とも来年度から一緒に研究をスタートさせたいものです!
今月のテーマは、【リハビリ】にしたいと思います。ペースをつかみます。
2011年8月12日
Ohta River
太田川は、流域面積が1,710km2、主流の流路延長が103kmの一級河川です。わたしたちが河道植生をモニタリングする加古川(1,730km2、96km)とほぼ同規模の河川流域です。
今夏の研究グループゼミ旅行は、この太田川流域に決まったようです。大変楽しみです!
この太田川の源流は、中国山地の冠山(標高1,339m)です。流域の土地利用は、その約90%が森林となっていて,上~中流では谷底平野に集落と農耕地が分布しています。また、河口域の下流部は、中国地方の中枢都市、120万人の人口をもつ広島市を貫流していて、立派な三角州が発達しています。
急峻な上流域では【三段峡】などの名勝をはじめとする渓谷の大自然が、河口部では優雅な太田川本川の【基町護岸】など都市の河川景観が、大変魅力的だと思います。この基町護岸は、2003年の土木学会デザイン賞特別賞を受賞していて、1980年代前半に整備された河川景観設計の秀作です。
さて、今月のテーマですが、【時間確保】にしたいと思います。夏バテしないように頑張ります!
今夏の研究グループゼミ旅行は、この太田川流域に決まったようです。大変楽しみです!
この太田川の源流は、中国山地の冠山(標高1,339m)です。流域の土地利用は、その約90%が森林となっていて,上~中流では谷底平野に集落と農耕地が分布しています。また、河口域の下流部は、中国地方の中枢都市、120万人の人口をもつ広島市を貫流していて、立派な三角州が発達しています。
急峻な上流域では【三段峡】などの名勝をはじめとする渓谷の大自然が、河口部では優雅な太田川本川の【基町護岸】など都市の河川景観が、大変魅力的だと思います。この基町護岸は、2003年の土木学会デザイン賞特別賞を受賞していて、1980年代前半に整備された河川景観設計の秀作です。
さて、今月のテーマですが、【時間確保】にしたいと思います。夏バテしないように頑張ります!
2011年7月4日
Brisbane, Australia
オーストラリア・ブリスベンで開催された国際水工学会(IAHR)の世界大会に参加し、研究発表をしてきました。
このたびは、研究室の大学院生、前羽洋君、森本皓一君と一緒です。
発表内容は、それぞれ、河川植生動態モデル(宮本)、流域水温解析(前羽)、段波解析(森本)に関しての、中間報告的な研究成果です。
口頭発表や質問の受け答えを含め、学生諸君はいろいろと勉強になったことと思います。是非とも、いろいろな意味で、今後の研究活動に役立ててくれることを期待しています。
さて、今月7月のテーマですが、【纏める】にしたいと思います。頑張ります!
このたびは、研究室の大学院生、前羽洋君、森本皓一君と一緒です。
発表内容は、それぞれ、河川植生動態モデル(宮本)、流域水温解析(前羽)、段波解析(森本)に関しての、中間報告的な研究成果です。
口頭発表や質問の受け答えを含め、学生諸君はいろいろと勉強になったことと思います。是非とも、いろいろな意味で、今後の研究活動に役立ててくれることを期待しています。
さて、今月7月のテーマですが、【纏める】にしたいと思います。頑張ります!
2011年7月3日
Professor Yano
恩師のおひとりである箟源亮(やのもとあき)神戸大学名誉教授が、去る6月29日、ご病気のためにお亡くなりになられました。
箟先生には、学生時代は直接的に研究をご指導いただけませんでしたが、人との付き合いや一般的なモノの見方などを、さまざまな機会をとおして、陽に陰にお教えを頂きました。
研究ではうまくいかない場面に遭遇することのほうが多いのですが、そのようなとき、あれこれと悩むよりも、一番可能性の高いものから順に検討していきなさい,とアドバイス頂いたのを思い出します。
箟源亮先生のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
箟先生には、学生時代は直接的に研究をご指導いただけませんでしたが、人との付き合いや一般的なモノの見方などを、さまざまな機会をとおして、陽に陰にお教えを頂きました。
研究ではうまくいかない場面に遭遇することのほうが多いのですが、そのようなとき、あれこれと悩むよりも、一番可能性の高いものから順に検討していきなさい,とアドバイス頂いたのを思い出します。
箟源亮先生のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
ラベル:
Myself,
University
2011年6月11日
June, 2011
6月、水無月(みなづき)になりました! 梅雨や田植え時期なのに水無月。諸説あるようです。
さて、今年も梅雨がやってきました。気象庁の速報によれば、今年の梅雨入りは平年より12日、昨年より18日も早い5月26日頃とのことです。
このジメジメとした湿気の多い季節、アジアモンスーンの影響を受ける日本では例年のことですね。
この梅雨にある程度の雨が降らないと夏の水不足が心配されます。一方で、一時の大雨による洪水には細心の注意が必要ですね。自然相手のことなので難しい面がありますが、いづれにしてもこの時期、大きな水害にならないようにみんなで用心することが大切ですね!
さて、今月、水無月のテーマですが、【軌道にのる】にしたいと思います。
さて、今年も梅雨がやってきました。気象庁の速報によれば、今年の梅雨入りは平年より12日、昨年より18日も早い5月26日頃とのことです。
このジメジメとした湿気の多い季節、アジアモンスーンの影響を受ける日本では例年のことですね。
この梅雨にある程度の雨が降らないと夏の水不足が心配されます。一方で、一時の大雨による洪水には細心の注意が必要ですね。自然相手のことなので難しい面がありますが、いづれにしてもこの時期、大きな水害にならないようにみんなで用心することが大切ですね!
さて、今月、水無月のテーマですが、【軌道にのる】にしたいと思います。
2011年5月3日
May, 2011
皐月(さつき)になりました! だいぶ暖かくなってきて、梅雨前の過ごしやすい季節になりましたね。
このゴールデンウィークの後半は、不具合のある揖保川水温観測システムの復旧で時間を使っています。揖保川は流域面積が約810km2あり、その水源から河口まで満遍なく水温プローブを設置しています。このたびは時間をあまり気にせず、ゆっくりと確実に流域を廻って、30か所に設置しているプローブをひとつひとつ丁寧にチェックしています。
この写真は、先日のblogでレポートした揖保川の支川、林田川上流部における渓流河川の様子です。同じアングルからの撮影です。普段の流れはこのように穏やかなものです。
しかしながら、前回の出水による土砂堆積がものすごくて、ここではプローブを設置していた大きな淵が埋まってしまっていました。それほど珍しくない出水規模だったのですが、それでも渓流地形が劇的にかわっていました。自然が垣間見せるエネルギーの大きさをここからも体感できます。
さて、今月皐月のテーマですが、【初心に戻る】にしたいと思います。
このゴールデンウィークの後半は、不具合のある揖保川水温観測システムの復旧で時間を使っています。揖保川は流域面積が約810km2あり、その水源から河口まで満遍なく水温プローブを設置しています。このたびは時間をあまり気にせず、ゆっくりと確実に流域を廻って、30か所に設置しているプローブをひとつひとつ丁寧にチェックしています。
この写真は、先日のblogでレポートした揖保川の支川、林田川上流部における渓流河川の様子です。同じアングルからの撮影です。普段の流れはこのように穏やかなものです。
しかしながら、前回の出水による土砂堆積がものすごくて、ここではプローブを設置していた大きな淵が埋まってしまっていました。それほど珍しくない出水規模だったのですが、それでも渓流地形が劇的にかわっていました。自然が垣間見せるエネルギーの大きさをここからも体感できます。
さて、今月皐月のテーマですが、【初心に戻る】にしたいと思います。
ラベル:
Daily Life,
Research
2011年4月25日
In the Rain
2006年4月より精根こめて集めていた揖保川水温データが途切れてしまいました。このたびは出水でプローブが流失したのではなく、研究者としてのわたし自身の至らなさ・甘さが災いしたものです。これまで協力頂いた学生のみなさん、ごめんなさい。悔やんでも悔やみきれません。初心に帰って、研究姿勢を正します。
2011年4月24日
Ibo River Observation, April, 2011
昨日、今年度はじめての揖保川流域観測に出かけました。この課題を担当する大学院生の前羽君、浦野君と一緒です。
一昨日から続く降雨で水系全体が増水していて、このたびの観測では水温データは殆んど回収できませんでした。
この写真は、揖保川の支川、林田川上流部における渓流河川の様子です。濁流がすごい勢いで流下していくのがよくわかります。このように出水時には水のみならず、土砂や栄養塩が大量に下流に輸送されていきます。
すごく大雨が降ると洪水となって私たち人間にとっては非常に厄介ですが、河川にとっては自然がダイナミックに躍動し、動的な河川環境が保全されるようにビートを打つ瞬間でもあるのですね。
この流域観測も6年目に突入です。流域環境のモデル化を鋭意進めるとともに、観測については環境の経年変化を的確にとらえるために最低10年は流域にでかけるつもりです。次回の観測は五月の下旬、このたび廻れなかったサイトを中心に観測する予定です。
一昨日から続く降雨で水系全体が増水していて、このたびの観測では水温データは殆んど回収できませんでした。
この写真は、揖保川の支川、林田川上流部における渓流河川の様子です。濁流がすごい勢いで流下していくのがよくわかります。このように出水時には水のみならず、土砂や栄養塩が大量に下流に輸送されていきます。
すごく大雨が降ると洪水となって私たち人間にとっては非常に厄介ですが、河川にとっては自然がダイナミックに躍動し、動的な河川環境が保全されるようにビートを打つ瞬間でもあるのですね。
この流域観測も6年目に突入です。流域環境のモデル化を鋭意進めるとともに、観測については環境の経年変化を的確にとらえるために最低10年は流域にでかけるつもりです。次回の観測は五月の下旬、このたび廻れなかったサイトを中心に観測する予定です。
2011年4月22日
Vegetation Dynamics Modeling
加古川での河道内植生管理の共同研究が軌道に乗ってきました。わたしの研究グループでは、植生動態の確率過程モデルの構築と、それを用いた流域規模での樹木消長の確率評価を担当しています。
実は、この理論モデルの基礎固めには思い出があります。
たしか2001~2年の頃、当時、大阪大学の水工学研究室に籍をおいていた名古屋大の川崎浩司さんとの勉強会です。1~2カ月に一度、夕方からJR大阪駅前のホテルの喫茶店で、巌佐庸先生の数理生態学をtextにして、式の誘導を含めて読み込んでいったものです。
これにはもう一つ、あとの飲み会という楽しみもありました。ビールを片手に、これまた色々と勉強させてもらいました。
その勉強がおおよそ10年のときを経て実りはじめました。そのときは基礎勉強とおもってやっていましたので、思いもかけず、不思議なことですね。
実は、この理論モデルの基礎固めには思い出があります。
たしか2001~2年の頃、当時、大阪大学の水工学研究室に籍をおいていた名古屋大の川崎浩司さんとの勉強会です。1~2カ月に一度、夕方からJR大阪駅前のホテルの喫茶店で、巌佐庸先生の数理生態学をtextにして、式の誘導を含めて読み込んでいったものです。
これにはもう一つ、あとの飲み会という楽しみもありました。ビールを片手に、これまた色々と勉強させてもらいました。
その勉強がおおよそ10年のときを経て実りはじめました。そのときは基礎勉強とおもってやっていましたので、思いもかけず、不思議なことですね。
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