2008年12月8日

River Basin Observation

12月最初の土・日曜日にかけて,試験流域として調査を行っている揖保川流域の水温と水質の現地観測に出かけました.この2日間で常時水温観測を行っている27観測点の全てをチェックしてきました.この点で、今回の観測は大変満足のいくものでした.

観測の1日目は上流域を中心にまわりました.一日中雪模様で、とても寒かったです.担当してくれてる学生諸氏も大変だったことと思います.一方で,2日目はうって変わって非常に暖かく,下流域を楽しんで観測できました.冬期の雨が少ない時期なのですが、流量はわりあい豊富にあったと思います.

水温・水質の解析結果が楽しみです!上流域の雪が融ける3月もしくは4月に、次回の観測に出かける予定です.

2008年11月30日

流体工学懇話会@機械学会関西支部

昨日11月29日の午後,機械学会関西医支部の流体工学懇話会という研究会に呼ばれて,大阪大学の中之島センターで1時間半ほど講演してきました.講演題目は,【流域の河川流量モニタリングのための水面波紋伝播特性の基礎評価】でした.

河川表面上に現れる水面波紋の動きを,流体力学の波-流れの理論に帰着させて,その運動を考察するというものです.機械流体の専門家といろいろとお話できて,非常に面白く,また楽しい機会でした.ディスカッションした意見を研究に反映させるかどうかはもちろん私自身の課題ですが,すくなくとも頭の中が整理され,違った角度からの考えが頂けたよい機会になりました.本当に感謝多謝です.

私自身の流域水環境に関する全体的な研究テーマにおいて,所謂流体力学的研究課題の相対的な比重が下がってきている中で,もう一度そのことを考えてみるよい機会を与えていただきました.

今週はいろいろと怒涛の週でしたが,後から考えると得るものも非常に大きいと思えるような,そんな一週間になったと予感させます.

【参考論文】宮本 仁志:河川ローカルリモートセンシングのための可視化トレーサーとしての水面波紋の基礎性能評価, 土木学会論文集B, Vol. 63, No. 4, pp.357-367, (2007). ABSTRACT

2008年11月22日

Self-Introduction


Hi, I am Hitoshi Miyamoto. I am studying and teaching environmental issues on hydrosphere at Kobe University. My research interests have been focusing on the environmental fluid mechanics, which deals with physical problems in river, lake, reservoir, and coastal areas. I have investigated these problems mainly through laboratory experiments. In addition to these physical problems in waters, I am currently interested in basin scale water resources managements which relate the physical water circumstances with social activities of human beings. I begin to investigate the problems through field observations. Please enjoy my blog site!!